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支える人が減っても、なぜ年金を払えるのか?

この記事で分かること

国会でも、「百年安心」と言うのに給付は下がるのではないか、という質問が出ています。政府は、年金額の実質的な価値(物価の上がりを除いた価値)が緩やかに減額されることは「御指摘のとおり」としたうえで、「この仕組みを百年安心であると申し上げたことはございませんが、五年に一度の財政検証に基づき、適切に年金制度を改正するなど、着実に運営をいたしてまいります」と答えています。支える人が減る中で、年金は何を収入にして払われ、給付はどう決まるのか。まず、支える人の数から見ます。

65歳以上の人1人を支える、15〜64歳の人の数(人口の比)は、2005年に約3.3人、2020年に約2.1人でした。国の推計では、2040年に約1.6人、2060年に約1.4人まで減ります。支える人が減っても、会社員の年金の保険料率(給料に対する割合)は、2017年から18.3%のままです(国勢調査・国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口〔令和5年推計〕)。

65歳以上1人に対する15〜64歳の人数(人口の比)。2005年は約3.3人、2020年は約2.1人、2040年は約1.6人、2060年は約1.4人(2040・2060年は国の推計)

数字を表で見る
年65歳以上1人に対する15〜64歳の人数(約)
2005年約3.3人
2020年約2.1人
2040年(国の推計)約1.6人
2060年(国の推計)約1.4人

出典:国勢調査・国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口(令和5年推計)。2040・2060年は推計

結論

題への答え:

払う側:会社員の年金の保険料率(給料にかける率)18.3% は法律に書かれていて(厚生年金保険法81条4項)、国の年金部会の議論の整理(2024年12月)にも、これを上げる案は載っていません。もらう側:その代わり、年金の伸びを物価・賃金より小さくする調整が、前提どおりでも2057年度まで続き、所得代替率(その年に受け取り始める夫婦2人分の年金が、現役男子の手取り賃金の何%か)は 2024年度の 61.2% から 50.4% に下がります。

この先の数字の前提:国は財政検証(令和6年。国が年金の収支を点検する計算)で、経済の前提を4つのケースに分けて計算しています。この記事の数字は、そのうち「過去30年投影」のケースのものです。国の説明では、生産性(全要素生産性)の伸びを、直近30年の実績の分布の80%タイル値(0.5%。実績の中央は0.7%)に置いたケースです。ほかの3つは、デフレ前の平均(高成長実現)・過去40年の平均(成長型経済移行・継続)・過去の実績の最小値(1人当たりゼロ成長)を置いています(財政検証レポート 第1章 p22〜23)。過去30年投影を使うのは、国がこのケースを、内閣府の長期推計が示した3つのシナリオに相当するものの1つとして置いていて(専門委員会の報告 p9〔令和6年4月12日〕では「現状投影ケース」という名前)、4つのうち国が「現状」の名を付けたのはこのケースだけだからです。国は、このケースと1人当たりゼロ成長のケースの値を「直近30年の実績の分布も踏まえ、保守的に(低めに)設定する」と、同じ専門委員会の第9回(議事録)で、厚生労働省の担当者が説明しています。このケースの前提は、物価が年0.8%上がり、物価を除いた賃金が年0.5%伸び、人口は中位推計です(前提と方法)。

  1. 国が年金を払い続けられるのは、給付の側を、保険料・税・運用収入を合わせた収入に合わせるからです。所得代替率はモデル世帯の比で、自分の年金額ではありません。
  2. 年金の加入者(被保険者)は、2024年度から2060年度に 6,740万人 → 4,730万人と約3割減りますが、保険料収入は名目(物価の上がりを含む、その年の金額のまま)で 42.9兆円 → 49.6兆円に増える見通しです。名目で増えるのは、2024→2060年度の36年で、厚生年金の被保険者は約0.755倍に減りますが、1人の賃金が約1.59倍に伸びる前提で、掛けると1を超えるためです(式の当てはめと、国の表との差は節2)。
  3. ただし、物価の上がり(上の前提では年0.8%)を除くと、2024年度の値段で 37兆円ほどと、1割強(−13%)減ります(当メディアの試算。国の表にはありません)。
  4. 受け取る人(老齢基礎年金の受給者。国民年金から出る基礎年金を受け取る人)は 2040年度ごろまで増え、そのあと減りますが、受け取る人1人あたりの被保険者の数は、2024年度 2.0 → 2060年度 1.4 と減り続けます(国の表。冒頭の人口の比とは別の数です)。

ここでいう「見通し」は、国が財政検証で、今の制度と前提を将来に当てはめて計算した投影のことで、将来を言い当てる予測ではない、と国は書いています(財政検証レポート 第1章 p17)。

前提が外れたとき:ほかのケースのように、賃金の伸びが前提より小さければ、保険料収入は小さくなります。1人当たりゼロ成長のケース(1人あたりの経済の伸びがゼロの前提。物価を除いた賃金は年0.1%。労働参加は現状から進まない)では、年金の伸びを抑える調整をそのまま続けたとした国の計算で、2059年度に積立金のうち国民年金の分(表の積立金は、厚生年金と国民年金を合わせた額)がなくなり、その後、保険料と税(国庫負担)で払える年金の水準(所得代替率)は 33〜37%程度で、前提どおりのときの 50.4% より、さらに下がります(概要 p4、財政検証レポート 第1章 p15・p28〜29)。そのあとの2060年度は、物価を除くと月14.0万円(現役男子の手取り38.3万円の36.7%)、名目では約17万円(手取り約47万円)です。2120年度は、物価を除くと13.3万円、名目で約21万円です(32.7%)。名目でも、2060年度の約17万円は、2024年度の22.6万円(手取り37.0万円の61.2%)を下回ります。財政検証は、将来の年金の額(水準)を、物価で2024年度の値に割り戻した額で示しています。名目は、国の物価の前提(2034年度以降は年0.4%)を使った当メディアの試算で、財政検証が示した額ではありません。夫婦2人分のモデルの額で、あなたの年金額ではありません(国の物価を除いた額:財政検証詳細結果等1の Excel 04「厚生年金」シート。物価の前提:経済前提一覧 N列)。

では、私たちが払う年金の保険料は、これから増えるのでしょうか?

1. 払う側:会社員の年金の保険料率は、2017年から上がっていない

ここでの「私たち」は、会社員・自営業など、年金の保険料を払う人です。項目ごとに、答えが違います。

項目答え補足
会社員の保険料率(2017年から18.3%)変わらない今の法律のままなら(上げるには法律の改正が要る)
払う額給料に比例して動く率は同じ。給料が上がれば額も上がる
月収の高い人増える保険料を計算する月収の上限が65→75万円(2027〜2029年9月)
国民年金の保険料毎年動く物価と賃金に合わせる。2026年度17,920円 → 2027年度 18,290円
税から出す額(保険料とは別)名目で増え、物価を除くと約1割減13.5兆円 → 16.0兆円(2024→2060年度)。物価を除くと、2024年度の値段で約12.0兆円

出典:日本年金機構・令和7年年金制度改正法の概要/財政検証(令和6年)。税は過去30年投影

会社員(厚生年金)の保険料率は、給料(賞与を含む)にかける率で、会社と本人が半分ずつ払います。2003年4月に 13.58% だった率を、2004年10月から毎年引き上げ、2017年9月に止めました。国は広報資料で「保険料は固定」と書いています。この率は法律の表に書かれていて、変えるには法律の改正が要ります(厚生年金保険法81条4項)。

率は止まっていますが、会社員が払う保険料の額が上がる所はあります。

自営業などが払う国民年金の保険料は、仕組みが違います。法律の基準の額に、物価と賃金の変動に合わせた率を掛けて、毎年の額が決まります。2019年度 16,410円 → 2027年度 18,290円で、途中に下がった年もあります(国民年金法87条。基準の額は月17,000円で、2004年度の物価・賃金の水準での額)。

給料から引かれる健康保険・子ども・子育て支援金・雇用保険の率の内訳は、「前提と方法」に置きました。

2. 保険料は「人数 × 賃金 × 率」で決まる:加入者は約3割減っても、保険料は名目では増え、物価を除くと1割強減る見通し

ここからは、1人ずつではなく、国全体の合計の話です。年金の収入は、次の式で決まります(保険料は厚生年金。国民年金の保険料は定額で、額は物価と賃金に合わせて動きます)。式の人数と保険料は国全体の合計で、賃金だけが1人あたりです。

年金の収入 = 保険料 + 国庫負担(税)+ 運用収入(積立金の運用)
保険料(厚生年金)= 厚生年金の加入者の人数 × 1人の賃金(賞与を含む)× 保険料率 18.3%
収支差引残 = 収入 − 支出(年金の給付など)。マイナスの年は、積立金が減る

式の1行目の保険料は、厚生年金と国民年金の合計です。2行目の「保険料(厚生年金)」は厚生年金だけで、表の保険料収入は、両方の合計です。

保険料率は止まっているので(節1)、保険料は、加入者の人数と、1人の賃金で動きます。国の推計(過去30年投影・人口は中位推計・財政検証 令和6年)の、式の材料の見通しを並べます。

年度加入者(公的年金の被保険者)受け取る人(老齢基礎年金)保険料収入国庫負担(税)運用収入収支差引残年度末の積立金
20246,740万人3,440万人42.9兆円13.5兆円14.2兆円+14.2兆円304.7兆円
20405,870万人3,680万人47.1兆円15.9兆円13.3兆円+6.3兆円453.0兆円
20604,730万人3,410万人49.6兆円16.0兆円15.7兆円+3.0兆円531.5兆円
20803,750万人2,890万人50.9兆円17.3兆円15.8兆円−4.0兆円528.1兆円

(人数は、第1号・第2号・第3号を合わせた公的年金の全被保険者〔第3号は、保険料を自分では払わない人〕。保険料以降の列は、厚生年金と国民年金の合計・名目・当メディアの足し算。人数は年度間の平均で、労働参加が漸進するシナリオ〔働く人の割合が一定程度上がっていく、という国の想定。過去30年投影のケースの列〕。出典は前提と方法)。表の人数は国民年金の加入者(第1号・第3号)も含む全体で、上の式の人数とは違います。

加入者・保険料収入・国庫負担(税)の国の推計(過去30年投影)。2024・2040・2060・2080年度で、加入者は6,740・5,870・4,730・3,750万人。保険料収入は名目で42.9・47.1・49.6・50.9兆円、物価を除くと42.9・41.5・37.2・32.6兆円。国庫負担は名目で13.5・15.9・16.0・17.3兆円、物価を除くと13.5・14.0・12.0・11.1兆円

数字を表で見る
年度加入者(万人)保険料収入(名目)保険料収入(物価を除く)国庫負担=税(名目)国庫負担=税(物価を除く)
2024年度6,74042.9兆円42.9兆円13.5兆円13.5兆円
2040年度5,87047.1兆円41.5兆円15.9兆円14.0兆円
2060年度4,73049.6兆円37.2兆円16.0兆円12.0兆円
2080年度3,75050.9兆円32.6兆円17.3兆円11.1兆円

注:名目はその年の金額のまま。物価を除く=2024年度の値段に直した値で、名目額を「1.008 の n 乗」(n=年度−2024)で割った(物価年0.8%を2024年度から当てた近似)。当メディアの試算。国の表にはない。出典:財政検証(令和6年)の表の足し算。過去30年投影

2024年度は、保険料と税で年金の支出をちょうど賄えており、運用収入の分だけ積立金が増えています(運用収入と収支差引残が同じ 14.2兆円なのはそのため)。

3. 税・積立金・調整:収入に給付を合わせる

収支差引残と年度末の積立金(厚生年金と国民年金の合計・名目)。収支差引残は2024年度+14.2兆円、2040年度+6.3兆円、2060年度+3.0兆円、2080年度−4.0兆円。年度末の積立金は2024年度304.7兆円、2040年度453.0兆円、2060年度531.5兆円、2070年度547.0兆円、2080年度528.1兆円、2120年度75.2兆円

数字を表で見る
年度収支差引残(収入−支出)年度末の積立金
2024年度+14.2兆円304.7兆円
2040年度+6.3兆円453.0兆円
2060年度+3.0兆円531.5兆円
2070年度—547.0兆円
2080年度−4.0兆円528.1兆円
2120年度—75.2兆円

注:厚生年金と国民年金の合計・名目。出典:財政検証(令和6年)第1-2-22〜25表の足し算(当メディア)。過去30年投影。2070・2120年度の収支差引残と、2080〜2120年度の間の収支は、この図にない

所得代替率61.2%から50.4%への内訳。2024年度は基礎年金の部分36.2%と報酬比例の部分25.0%、2057年度(基礎年金の調整が終わる年度)は基礎25.5%と報酬比例24.9%

数字を表で見る
年度基礎年金の部分報酬比例の部分所得代替率
2024年度36.2%25.0%61.2%
2057年度(基礎年金の調整が終わる)25.5%24.9%50.4%

注:所得代替率=夫婦2人分の年金 ÷ 現役男子の手取り賃金。国の過去30年投影。基礎年金の調整が2057年度に終わる(報酬比例は2026年度に終わる)。出典:財政検証(令和6年)第1章 p28

4. 前提が外れたら:賃金の伸びが小さい・人口の前提が変わるケース

国のケースは4つです(成長型・高成長実現・過去30年投影・1人当たりゼロ成長)。

この見通しは、賃金が伸びる前提・人口が中位推計の前提のうえのものです。賃金の伸びが前提より小さければ、保険料収入は小さくなります。

人口の前提(出生率・寿命の延び・外国人の入国超過数)を変えても、所得代替率は変わります(どちらの向きにも)。数字は「前提と方法」にあります(第1章 p30)。

年金の見通しは、賃金が伸びる前提に乗っています。国が置く賃金の伸びは、保険料のもとになる月収と賞与(標準報酬)を、年齢や男女の構成が変わった影響を除いて1人あたりで見た伸びで、名目では節2の年約1.3%です。国の推計は年齢別の水準を積み上げるため、加入者全体の標準報酬の1人あたりは、この伸びと同じには動きません(第7章 p579。節2の式と国の表の約3%の差は、この1人あたりの側にあります。前提と方法)。

国は、過去の財政検証が置いた長期の前提を、2001〜2022年度の実績と比べています。物価を除いた賃金の伸びは、前提(0.4〜2.3%の幅)が実績(−0.3%)より高く、運用の利回りは、前提(0.4〜1.8%の幅)が実績(3.7%)より低くなっています(第3章 p56)。比べているのは過去の前提で、今回の 0.5% ではありません。実績は2001〜2022年度の平均、前提は長期の値で、期間も違います(賃金の実績も、標準報酬の伸びで、国の前提と同じ測り方です)。賃金は前提ほど伸びず、運用の利回りは、前提より実績のほうが高かった、という比べです。

ニュースで毎月出る実質賃金(毎月勤労統計)は、パートを含む全員の、賞与などを含む現金給与総額の平均を消費者物価で割ったもので、国の前提が使う標準報酬の伸びとは、測るものが違います。

賃金だけが前提を下回った計算は、財政検証のレポートには見つかりませんでした。財政検証は少なくとも5年ごとに行われ(第1章 p17)、国の図は次を2029年に置いています(同 第1-1-16図)。そのときの見通しで、賃金の実績と前提のずれがどう反映されるかを見るのが、次の確かめどころです。

自分の年金の見込み額は、日本年金機構の「ねんきんネット」(年金記録の確認や、年金見込額の試算ができるサービス)で確かめられます。


後半(参照用)

用語の説明

所得代替率 その年に受け取り始める夫婦2人分の年金が、同じ年の現役男子の手取り賃金の何割にあたるか(国の定義:夫婦2人分のモデル年金 ÷ 現役男子の平均手取り賃金)。令和6年度は 22.6万円 ÷ 37.0万円 = 61.2%(国の値。万円の額は四捨五入しているので、この2つで割ると約61.1%)。

65歳以上1人を支える人数 15〜64歳の人口 ÷ 65歳以上の人口(国勢調査・国立社会保障・人口問題研究所)。年齢で分けた人数の比で、実際に働いている人・年金を受け取っている人の数ではない。

財政検証 国が年金のお金の見通しと、将来の年金の水準を点検するもの。令和6(2024)年のものは、経済の前提を変えた複数のケースで試算している。

厚生年金・国民年金(基礎年金)

第1号・第2号・第3号被保険者(年金に入っている人の区分)

保険料率と労使折半 会社員などの厚生年金の保険料率は、給料(賞与を含む)の18.3%。本人と会社が半分ずつ、9.15%ずつ払う。 国民年金(自営業など)は定額で、実際の額は物価・賃金に合わせて毎年変わる。

実質と名目

マクロ経済スライド 年金の伸びを物価・賃金より抑える仕組み(説明は節3)。改定率は、物価が名目手取り賃金(手取りで見た賃金)を上回るときは賃金の伸びで決め、そこから「調整」を差し引く。2026年度は、物価3.2%・名目手取り賃金2.1%・調整0.2%で、基礎年金は 2.1−0.2=1.9%。調整は、年金に加入している人の数の変化と平均余命の延びをもとに決めた率。


前提と方法

給料から引かれる社会保険料

給料から引かれる保険料(年金・健康保険など)の、39歳以下の会社員(協会けんぽの全国平均)の本人の分の率を、含むものを分けて並べます(年度ごとの率は下の表)。「ポイント」は、率どうしの差です。年金・健康保険・子ども・子育て支援金の小計(雇用保険は含まない)は、2004年度から2017年度が +3.08ポイント、2017年度から2026年度が +0.065ポイントです。雇用保険(本人 0.7%〔2004年度〕→ 0.3%〔2017年度〕→ 0.5%〔2026年度〕)を足した合計は、2004年度から2017年度が +2.683ポイント、2017年度から2026年度が +0.265ポイント(2004年度から2026年度は +2.948ポイント)です。月収35.6万円では、2017年度から2026年度の小計が月 50,374円 → 50,605円(+231円)、雇用保険を足すと 2004年度 41,891円 → 2017年度 51,442円(+9,551円)→ 2026年度 52,385円(+943円。2004年度から2026年度は +10,495円)です。

次の表は、年度ごとの内訳です。

年度厚生年金健康保険子ども・子育て支援金小計雇用保険合計
20046.967%4.1%なし(制度が無い)11.067%0.7%11.767%
20179.15%5.0%なし(制度が無い)14.15%0.3%14.45%
20269.15%4.95%0.115%14.215%0.5%14.715%

(39歳以下。2004年度・2017年度は3月時点、2026年度は2026年度の率。2004年度の健康保険は、協会けんぽになる前の政府管掌健康保険の率です。18.3% は会社と合わせた率で、表の率はすべて本人の分です)

40〜64歳は、介護保険料(本人の分 2004年度 0.555%・2017年度 0.825%・2026年度 0.81%)が加わり、雇用保険を足した合計は、2017年度 15.275%・2026年度 15.525% です。

人口の前提を変えた計算

人口の前提を変えた計算(ここまでの4つのケースは、人口が中位推計のとき):出生率が低い・寿命の延びが大きい・外国人の入国超過数が少ない、のどれかの前提にすると、所得代替率は下がります。過去30年投影ケースでは、調整が終わる年度が 2062〜2067年度に延び(中位推計では2057年度。調整が終わる=年金の伸びを抑えるのをやめ、所得代替率が下がるのが止まる)、終わった後の所得代替率が 46〜47%台と、50%を下回ります。成長型・高成長実現ケースは、そうしても55%を超えます。逆の前提では上がります(第1章 p30)

断定できないこと

出典(項目ごと)